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お知らせ

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当院では睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査とCPAP療法を行っております

2025年5月26日

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、眠っている間に呼吸が一時的に止まる、または弱くなる状態が繰り返される病気です。大きないびきを伴うことが多い閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)が一般的です。SASを放置すると、体に取り込まれる酸素が減少し、日中の強い眠気や疲労感、集中力の低下を招き、交通事故の原因になることもあります。さらに、高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病と密接に関係しており、命に関わる重篤な合併症のリスクを高めます。「年のせい」「過労」だと思っていた症状が、実はSASが原因であることも少なくありません。


CPAP(シーパップ)療法とは

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)療法は、特に閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に対する最も一般的で効果的な治療法です。寝ている間に専用のマスクを装着し、装置から加圧された空気を送り込むことで、寝ている間に狭くなったり塞がったりする空気の通り道(気道)が閉じるのを防ぎます。


CPAP療法の効果

CPAP療法を適切に行うことで、以下のような効果が期待できます。

•いびきや無呼吸の改善•睡眠の質の向上

•日中の眠気や疲労感の解消•集中力や作業効率の向上

•高血圧、糖尿病などの合併症の改善・予防

•心筋梗塞や脳卒中といった病気のリスク軽減

•交通事故リスクの軽減


CPAP治療について

CPAP装置は、SASと診断され一定の基準を満たした場合に、健康保険が適用されます。保険適用で治療を継続するためには、月に一度、定期的に医療機関を受診し、治療状況や効果を確認する必要があります。健康保険が適用された場合、3割負担の方で月額の自己負担額は、医療費と機器レンタル料を合わせて5,000円程度の追加費用が必要です。


CPAP療法は病気の原因そのものを治すものではなく、症状を抑えるための対症療法です。症状が改善しても自己判断で中止すると、再び無呼吸が現れ、病気のリスクが高まります。肥満が原因の場合は、減量により治療が必要なくなることもあります。大きないびきや、日中の強い眠気・疲労感などでお悩みの方は、SASの可能性がありますので一度病院までご相談ください。

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